ハンマー投げ、後日談。 |
アヌシュ金はく奪に反論「自分が王者だ」
アヌシュをさらに追及へ-五輪永久失格の可能性も
IOCによるとこの大会のドーピング違反件数は24件にも上り、過去最多となっているそうです。
検査技術の向上や、抜き打ち検査の件数の増加などが理由のようですが、一部で風邪薬などに含まれる成分で知らないうちに服用してしまう場合などを除いてほとんどは意図的に服用または注射による摂取が行われています。
東京新聞でのアテネ直前特集記事によると、
”十年前に米国で実施されたというスポーツ選手に対するアンケートでは「金メダルが取れるならば、五年後に死ぬと分かっていても薬を使うか」との問いに52%が「YES」と答えたという。”
”日本では金メダリストでも忘れ去られ、週刊誌で『あの人は今』とやゆされるが、海外には毎月数十万円の生活費と大学教授のポストまで与える国もある。そんな国の選手は金メダルに対する執着心が日本人選手と全然違う”
などというコメントも見受けられます。
さて今回のアヌシュ氏の尿検査での別人の検体提出疑惑ですが、今朝のTVによると尿検査というのは係員立会いの下、壁際には鏡まで設置して厳重に監視された上で行われるそうです。
そうした中で別人の物とのすり替えをやるには、女子の場合は別人の尿をコンドームなどに入れて女性器に挿入して持ち込む。
男子の場合は、カテーテルなどで別人の尿を膀胱内に送り込みためた状態で検査に入るなどという手口が使われるそうです。
想像するとちょっとアレですが・・・・
そうまでしてでも金が欲しいということもすごいですが、中には国ぐるみでドーピングに取り組んでいるという実態までありほんとに驚かされます。
今後普通の薬物だけでなく遺伝子組み換えなどのハイテクなドーピングまで登場する気配もあり、こうなってくると命が大事か、金が大事か(字は似てますが・・)なんかもう究極の選択のようになってきます。
新聞記事によると、今回のドーピング発覚のきっかけになったのが室伏選手の証言だったというのも少し遺恨が残りそうな気もしますが、まぁ不正は不正ですから、室伏選手には堂々と胸を張って帰国してもらいたいと思います。